共同電話(日本での歴史)
2015年9月30日に東日本電信電話(NTT東日本)、2016年1月22日に西日本電信電話(NTT西日本)でサービスが終了した。
電話網の普及の初期には、有線放送電話・地域団体加入電話として電話加入区域外で敷設された。電話加入区域内でも、施設設置負担金(電話加入権)や月額の基本料金が安いため一般的なものであった。また、電話のダイヤル自動化完成の時に、乙種共同電話と簡易共同電話は既に全廃された。
1950年になると、4号電話機の登場に伴って回線の増強が容易になったため、電電公社でも共同電話より単独電話の普及に力を入れるようになった。電話回線は1世帯1回線の時代に突入し、共同電話は急速に数を減らしていった。
1995年2月末に新規加入停止となり、共同電話のままで設置場所を変更できなくなり、加入者線を共用する相手がいなくなったり、屋内配線や電話機の保守が不可能となったりした場合に、提供事業者の都合として単独電話に変更されるようになった。
2016年現在、日本で共同電話の技術を利用しているのは、ごく一部の指令電話のみである。
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